沖縄基地問題をどう考えるか。

 五月に入り、月末までにはっきりした方針を打ち出すといわれた沖縄の普天間問題について、鳩山総理 自らが沖縄を訪問した事が連日報道された。しかし、皆様も残念に思ったであろうが、全く意味の無い訪問に終わってしまった。
 その原因は、やはり野党時代に理想論を唱えていた総理が現実を認識するなかに、自身の理想通りにはならない現実を納得し、謝罪せざるを得ないという事に終わったという点が大きい。
 もちろん、戦後半世紀以上が経ち米ソ冷戦構造が崩壊したなかで、日米同盟を我が国の安全保障の根幹としつつも、安全保障条約が従来通りで良いのかという根本について議論するべき時がきているのは疑う余地が無い。
 したがって、鳩山総理が願う様に米軍が日本から大幅に撤退しても、日本の安全が守られるという新たな枠組み、日米そして日本を囲む近隣の中国、ロシア、北朝鮮等関係諸国のなかで安全を保障される仕組みや状態ができればそれに越した事はないのは言うまではなかろう。
 このような、一時は混乱に見える事を、逆に、我々は新しい時代を切り拓いていく為の第一歩にしていかなければならないと思う。