新政権のスタート

8月の衆議院選挙を経て政権交代が行われ、はや一ヶ月が経過した。
これからどういう政治がスタートするのか、勿論国民の注目の的であるが、その具体的内容はいよいよこれから決まっていく事であろう。
 私は4年ぶりに国会に議席を得て、本会議場から議場内を見ながら、しみじみと過ぎ去った4年の月日を思った。見慣れた国会議員の顔がずいぶん消え、そして初めて見る新人が沢山いる。
 私の席もかつては中間に属していた。4年の月日が過ぎたこともあるが、新旧交代の激しさを物語るように最後尾となった。(議場は慣例上、当選回数の多い議員が後方となる)政権交代の中で、これまで問題視されてきた政策は今ここで大きく修正されるであろうが、しかしこの国を更に新たな発展に導く路線が、そして政治の安定が築かれるかは予断を許さない。
 それにつけても、予想以上の自民党の大敗の中に、時代が大きく変わった事をつくづく感じるが、しかしそれは実は非常に簡単なところに起因している。
 一つは、多くの人々を幸せにする、国民の為の政策を自負してきた自民党が、特定の人の利益を追求する集団に成り果て、多くの国民から見捨てられた事。
 そして、それがおかしいと否定するグループが4年前の小泉政権によって、小泉総裁の手ですべて追放されてしまった事。
 そして、この大きな間違いが、これほどの自民党の大敗をもたらしたのであるにもかかわらず、先の自民党総裁選を見ても、このことについて何の対応もなされていない。本当に自民党はだめになったなと思わざるを得ない。そして、この様な自民党政治に見られた民主主義精神の衰え、そして、その基本にある政治エネルギーの喪失が政権を交代させただけならば、それなりの評価もできようが、日本全体にエネルギーの喪失を招いているのであれば、この国のこの先の展望は極めて厳しいものにもなりかねない。
 民主党の政権を力強く羽ばたかせるために、我々に課せられた使命は真に大きいと痛感するのである。