11月6日の朝、日本のテレビは一斉にアメリカ大統領選で勝利したオバマさんの勝利演説を報道し、
オバマ大統領の実現を伝えた。
まさに今、アメリカは大きく変わろうとしている。もともとオバマさんの掲げたスローガンが「チェンジ(変革)」という言葉であったことに見られるように、多くの問題を抱えたアメリカは今、共和党政権から民主党政権に大きく政権を根こそぎ変えることによって新たに生きていく道を模索しようとしている。
日本もまさに八方ふさがりの今日の政権を変えて、新しい日本を創っていかなければならない。自民党政権はかつて、あらゆる者を受け入れた包容力のある幅広い政権であった。しかし、小泉元総理は自民党の良き伝統を破壊してしまった。確かに、改革をしようという決意は十分にあったかもしれない。しかし、残念なことに、たかだか1法案に反対をしたに過ぎない志ある政治家を小泉さんにとっては自分に弓を引く者と見たかもしれないが、それを自民党から追放するために選挙を行い、更に刺客を送った。こんな言論を弾圧するような指導者に日本を託すことはできない。
そして、我々が反対した郵政民営化法案はアメリカから要求された年次改革要望書、まさにアメリカの金融資本の意図に沿って生み出された外国のための、あるいは国際金融資本のための法律であって、郵便局が便利になるどころか、実際は日本国民にとっては何のメリットもない改革であったことは明らかである。
ただ、アメリカと日本の違いはアメリカはいかに問題があろうとも健全な民主主義によって解決していく。さすがに大国であると同時に世界を代表する民主主義国家である。
オバマさんもこう言っている。「アメリカの真の力は武力ではなく民主主義である。」他方、今の日本は民主主義とはほど遠い。小泉さんの仲間を追放し刺客を送るという品格なきデタラメな政治を大マスコミがたたえ、そして国民もまた黙して語らない、これでは世界からは民主主義国家とは認められないであろう。
この情けない政治体制に、全ての問題を超えて私は大きな問題があると思う。日本を立て直すためには、政策の前にまず本当にこの国に民主主義はあるのかを改めて問うていかなければならない。
そして、ブッシュ政権の行き過ぎた金融資本主義によって世界金融大恐慌を生み出した結果、共和党政権がオバマさんが率いる民主党政権に取って代わられたと同じように、日本もまた、小泉・竹中構造改革によって日本国民の富がいかに国際金融資本の下で奪われていったのか、深い深い反省をする中に、政治を変え、政策を変え、新しい政治を生み出していこうという新しき政界のヒーローの誕生を、国民は待ち望んでいることであろう。
そうした大きな政治改革の先頭に立てるよう、まさにオバマ流の草の根民主主義の原点に立って、国民の皆様のお心とお力をいただきながら新しい日本を創っていきたい。