紅葉の綺麗な季節となりました。皆様いかがお過ごしですか。
この度、国民新党に円満に移籍し これからの政治活動に励むこととなりました。
国民新党は綿貫民輔代表、亀井静香代表代行を中心とした日本の 歴史文化伝統にたった 真の保守政党であると認識しており、今後は 国民新党の党勢拡大の一翼を担いながら、捲土重来を期して、再度 国政を目指し全力で頑張ってまいります。
いま日本が直面している、火急で重大な問題のうちの二つについてお話いたしましょう。
それは「北朝鮮問題」と、「教育改革」についてです。この二つには、一見何の関連もないように思われます。事実、事象としての関連性は全くありません。しかし私は、敢えてこの二つの問題について共通する『情報公開』の観点からお話しいたします。
私の尊敬する政治家は、伝記で有名であり米国の近代史に欠かせない偉大な政治家である、第16代アメリカ合衆国大統領
-エイブラハム・リンカーンであります。
そして現代の世界史では、いずれ何年か後にソビエト連邦最後の最高指導者-ミハイル・セルゲーエヴィッチ・ゴルバチョフが再認識されるでしょう。
そのゴルバチョフの有名な改革、「建て直し」「再建」を意味する「ペレストロイカ」の重要な情報政策が、「グラスノスチ」であります。
1986年4月に起こったチェルノブイリ原発事故をきっかけとして、様々な改革をするために、その時各種の情報公開がされたのです。
そのグラスノスチには当時のソ連当局に都合の悪いことも含まれました。
これが端緒となり、その後ベルリンの壁の崩壊の歴史が刻まれたことは云うまでもありません。
現在、残念ながら多くの世界世論は、北朝鮮の独裁者の退場だけが、近隣や世界の平和維持と当事国民の幸福の回復の手だてだと、考え始めていることが想像されます。
かつての東欧諸国の多くがベルリンの壁とともに崩壊し、とりわけチャウセスク政権の末路が象徴的なように、強大な独裁国家体制をも転換せしめる力の源が、「情報公開」であることは明らかです。
隣国の独裁者が恐れる体制崩壊の起爆剤は、恐らくその国の情報統制崩壊だと思われます。
さて翻って、わが国の教育現場の崩壊、そして相次ぐ教育関連機関の機能不全の問題についてお話いたしましょう。
これらは昨今急に始まったことではなく、それが露呈され始めてマスコミが俄かに騒ぎ始めたに過ぎないことであります。
その病床は深く、教師は校長を、校長は教育委員会を、その教育委員会は監督官庁しか見ておらず、かつていた現場の熱血教師も自信を喪失しています。
騒いでいる児童に着席を強要すると、翌日暴力を受けたと親のクレームが校長に為されることがあります。
見ないふりをするとさらに教室が荒れます。
そしてこれらの教育現場のことが、すべて学校や教育委員会によって公開されずに隠蔽され続けてきていました。
この隠蔽体質の画期的な改革しか、教育改革の一歩はありません。
すべての改革が、現状の正確な認識の把握から始まるのです。
況や昨年の郵政劇場型選挙も、その郵政法案の背景にあった米国からの「年次改革要望書」の存在については、結局政府から国民に公正に明らかにされることはありませんでした。
それでは国民の正しい審判を仰ぐことができませんよね。
最後に、その『情報』についてお話しいたしましょう。
いまの社会で多く活用されている所謂情報とは、例えば富める者がその財力などを活用して入手した「報告」を駆使して、さらに財を成す手段とされています。
そのこと自体を敢えて否定はいたしませんが、皆さん考えてみて下さい。
「報」の前に「情」があってこそ、『情報』です。
「情」とは云うまでもなく、感情、愛情、情操の「情」であります。
例えば花を観て美しいと感じる心。
社会的弱者に手を差し伸べられる心。
子供は勿論、親や先祖や地域や隣人を敬う心を、国民皆が報知・報告し合える『情報』社会の構築にこそ、現代の疲弊した社会からの真の「改革」スタートがあります。