今、中国ではすさまじい勢いで反日感情が吹き荒れています。
ここまでの騒ぎに発展した理由は、これまで行ってきた外交のツケがまわってきているのだと思います。
確かに、先の大戦で中国には迷惑をかけたかもしれませんが、それに関しては既に謝罪をしているし、ODAで経済協力もしています。
本来ならば、日本は毅然としていいはずなのに、弱腰外交できてしまいました。
そこが一番の問題なのだと思います。
これまでも、何かというと、教科書問題が槍玉に挙げられていますが、日本人が自国の歴史を学ぶのですから、歴史の見方が日本の見方になるのは当然だと思います。
教科書は明らかに日本の内政問題です。
しかし、近隣条項が存在するため、このような内政干渉が可能になってしまいます。
昭和57年に日本の教科書が「中国侵略」を「進出」に書き換えたと中国から猛抗議を受けたことがあり、そこで当時の政府が中国を納得させるために近隣諸国との友好を定める「近隣条項」というのを作ってしまいました。
それを機に中国だけでなく、近隣の韓国がこの条項を盾に日本の歴史教科書に圧力をかけてくるようになったのです。
しかし、中国の言い分をそのまま日本の歴史教科書に載せろというのも乱暴な話だと思います。
だいたい日本は偏向を防ぐため、教科書を何通りも用意して、学校が自由に選べるようになっています。
でも、中国には1種類しかありません。どちらが客観的は明らかだと思います。
靖国参拝も日本人の感覚からすれば、ごく当たり前のことです。
昔はふつうに参拝していました。ところが、中国や韓国から反発されてやめてしまった経緯があって、一度やめてしまったらそれが既成事実になってしまいました。
本来ならば、参拝は、戦死された方々の霊を弔うという日本の美しい伝統と文化からきていることなのだから、毅然としているべきだったのですが、それを文句言われたからやめたなんて・・・。
一度やめてしまった習慣を復活させることは大変な摩擦を生じてしまいます。
ですから国として諸国によく説明をして理解を求めて堂々と参拝するしかないのです。
何故、今の日本がこんなに及び腰なのかというと、安全保障体制がネックになって、自国は自分達で守るということが事実上出来ないからです。
だから毅然とした態度が取れないのです。
尖閣諸島や竹島といった領土問題も然りで、歴史的に、それらの島が中国や韓国領土だったことは過去に一度もないのです。
にも関わらず、竹島では占有を許してしまった。
もし、日本に自国を守るという強い意思あれば、占有された時点で自衛隊を送るなりの対処はできたはずです。
もういい加減アメリカに守ってもらっているという意識から脱して、独立国としてのプライドを持たなければ、内政干渉も領土問題も解決しないと思います。
さて、日本と中国の溝はどうしたら埋められるのでしょうか。
教科書問題も、靖国問題も何も今に始まったことじゃないのに今年になって、こんなに反日運動が盛り上がっているのは、中国国家の体制のひずみからきているのだと思います。
今、中国は経済成長の途上にあって、国民の貧富の差が急速に広がっています。
その一方で、市場経済がさらに発展し国民の権利意識が向上してくれば、中国の政治体制に疑問を持つ人たちも増えていくだろうと思います。
経済成長と一党独裁、この矛盾に目を向けさせないために日本という仮想敵国をつくることで、国家を守ろうとしているフシがあります。
本当はアジア発展のために、日本と中国は手を結ばないといけない時期に来ているのですが。
日本企業が中国から撤退ということになったら、両国とも困りますから、日本は様々な問題を曖昧にせずに、かつて圧力に屈して認めてしまったことを是正して、理解を求めないといけないと思います。
そのためにも、憲法改正をしっかり議論して、今こそ強い日本を築き上げなければいけない時が来ています。