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今月の一言

7月の一言

情けなき消費税論争

 いよいよ参議院選挙がスタートし、大きなテーマとして浮かび上がったのが消費税問題である。連日の各党党首の討論会の中でも、消費税論争が繰り広げられている。しかし、考えてみれば消費税というのは国民に負担を強いる問題であるし、今日のデフレの中で不況にあえぐ、特に民間企業等にとっては厳しく辛い話題であることも事実である。
 選挙戦といえば華やかに夢や希望を打ち上げ、そしてそれに国民の賛同を得るということが期待されるところだが、なぜ、一転して暗い話題の消費税論争になったのかと不思議に思う人も多いだろう。
 結局、国民にとって必要な財政再建の王道は、当然一つは歳出削減でムダ削減であると同時に、収入がなければ話にならないわけだから、どのようにして歳入を増やしていくかという事が議論されるのは納得できる。
 しかしながら、経済を成長させる事が出来ないが故に、税収の自然増が見込めないという事の裏返しで、消費税を掛けよとなったのではないかと思われる。ここに今日の日本の政治の情けなさ、すなわち政治に夢がない事が見てとれる。誠に残念と言わざるを得ない。
 勤勉な国民性を持ち、技術力もあり、それなりに資金もあるこの日本において、こういうものをどう組み合わせて経済を成長させ、国民生活を豊かにしながら結果として現在の5%の消費税率であっても大量の消費税収があがり、あるいは所得増大によって所得税が入るとか、赤字の会社が黒字になる。すなわち、多くの中小企業の赤字が黒字になり法人税が入る。というような成長の戦略競争こそ、本来の参議院選挙のテーマでなければ国民に幸せはもたらされない。
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